私たち夫婦は、土地購入に関して勉強していたのですが、契約に関しての勉強が不足していたために、1度は値下げ出来たものの、最終的に値上げされた状態で契約を交わす羽目になるという、大きな失敗をしました。
780万円で売りに出されていた土地を、結局880万円で購入しました。
私たちの失敗談を参考にしてもらって、同じような失敗をする人が出ないようにと思います。
土地購入は契約書を交わすまで失敗する可能性がある理由
土地購入は契約書を交わすまでは失敗する可能性があります。
土地の価格の交渉、契約日が決まっていても、契約書を交わすまでは、土地の売り主は、やりとりを白紙に戻すことが出来るからです。
一般的に、値段や契約日が決まっていて、マナーとしてはNGです。
また、不動産屋さんは横のつながりが強いと聞くので、マナー違反が多い売り主は、その辺りの不動産屋さんで、買い主を探すことがしにくくなる可能性もあります。
ただ、契約書を交わすまでは、売り主が約束を白紙に戻すことが出来ることは忘れてはいけません。
契約書を交わしていない場合には、口約束です。
購入する気持ちが強いのであれば、契約書をサクッと交わしてしまいましょう。
土地購入で失敗した私たちのリアルな体験談
私たちは、780万円の土地を「不動産情報アプリ」で見つけました。
土地の条件(立地、周囲の状況、値段など)が、自分たちの探していたものに近く、購入できる金額でした。
不動産屋さんに顔を出し、早速交渉に入ってもらいました。
土地購入の値下げ交渉に一度は成功した
不動産屋さんに、土地の値下げ交渉をお願いし、700万円で一度交渉をしてもらいました。
700万円では売りたくないという、売り主さんの回答だったため、750万円で二度目の交渉をお願いしました。
すぐに、750万円でOKが出ました。
その後、契約日が決まり、必要な書類・契約に際して土地購入以外に必要な費用等を詳細に教えてもらいました。
しかし、契約日に私が入院していて余裕がなく、契約日を伸ばしてもらえないか、不動産屋さんに状況を連絡し、売り主さんに連絡をしてもらいました。
数日後、不動産屋さんから夫に連絡が入り、「売り主さんが契約を白紙に戻したい」と希望があったと連絡が入りました。
売り主さんが契約を白紙に戻したかった理由
売り主さんが契約を白紙に戻したかったのには理由がありました。
契約日までに、売り主さんには、
- 古家の解体費用を出してもらっていた
- 近所の方と土地を売ることについて話をしていて、そんな安い訳がないと言われた
ということがありました。
750万円で売るのが勿体なくなってしまった売り主さんは、値上げをし、880万円で売りに出したいと不動産屋さんに話をしていました。
880万円となると、周りにある土地よりも高めの価格設定となっていました。
売り主さんは、「880万円で買う人がいなければ売れなくてもいい」と話していたと不動産屋さんから聞きました。
値下げする気は、もうなかったようです。
土地購入には相場はあるものの、売り主・買い主が納得すれば契約が成立する
土地購入時には、周りの土地の価格と比較をしました。
ただ、土地一つ一つは異なるもので、単純に比較することは出来ません。
その土地が欲しいと思えば、周りの土地より高くても、売り主・買い主が納得すれば、高めの価格設定でも契約は成立します。
私たちの場合は、
土地の向き(南向き)
土地の形(駐車場二台分取れる)
近所の方がフレンドリー
ということに惹かれて、結局、大きく値上げされた価格で土地購入を決断しました。
私が入院していても、夫で契約をサクッと交わしていれば、750万円で購入できました。
最終的に、880万円で土地購入をしました。
これが、私たちの土地購入の失敗談です。
注文住宅を建てるのを急いでいたわけではなかったので、他の土地を探すという手もありました。
ただ、その土地が他の方に売れてしまった場合、後悔するという思いは、夫婦ともに一致していました。
他にいい土地が見つかったとしても、「あの土地だったら…」なんて思いがチラつきながら生活するのは嫌でした。
そのため、値上げされた状態でも、土地購入を決断しました。
土地購入で失敗しないためにはどうしたらいいか(手付金倍返し)
土地購入で失敗しました。
130万円大損しました(‘ω’;)
私たちのように、土地購入で失敗しないためにはどうしたらいのか。
買いたい土地があった場合には、契約書を交わしてしまえば、失敗する確率を大きく下げることが出来ます。
土地の購入に際して、「手付金倍返し」という制度があります。
土地購入の契約時に、「手付金」として、いくらか払います(金額は自由)。
(私たちは手付金として30万円を設定しました)
契約書を交わした後、土地購入の契約を白紙に戻したい場合に、買い主は「手付金」を売り主にそのまま渡さなければなりません。
逆に、売り主が、契約を白紙に戻したい場合には、「手付金の倍」を払う必要があります。
契約書を交わしてしまえば、売り主は、契約を白紙に戻すことで損をしてしまう可能性があります。
「手付金倍返し」の制度を使って、土地購入で失敗しないようにするのがおすすめです。
土地購入時の頭金はいくらいれておけばいいのか
土地購入時の頭金はいくらいれておけばいいのかと悩みました。
これ以上、契約で失敗したくなかったからです。
私たちの場合は、880万円の土地を購入しました。
「手付金倍返し」の制度を考えて、30万円入れておけば、売り主さんは60万円払わなければ、土地購入の契約を白紙に戻せません。
60万損してまで、白紙に戻すことはないだろうと思い、土地購入では30万円を頭金として入れました。
50万円入れてもよかったのですけどね。
100万円払って、白紙に戻すなんてよっぽどです。そこまでは、しなくてもいいだろうという読みで、30万円にしました。
土地の需要や、値段によって、決めるのがいいでしょう。
ローンで購入する場合には、事前審査を早めに受けましょう
私たちは、土地購入を現金(キャッシュ)で購入しました。
金利が安い時代とはいえ、組まなくていいローンは組みたくないですよね。
ローンを組む場合には、事前審査を早めに受けておくのがおすすめです。
不動産屋さんに初めて行った際に、事前審査を受けたかどうかを尋ねられました。
ローンを組むことが出来なければ、土地を購入することが出来ない可能性があるからです。
土地購入を、ローンでする場合には、事前審査だけでも受けておくことをおすすめします。
どこの銀行でローンを受けるかどうかが決まっていなくても、事前審査だけ受けることは出来ます。
事前審査を受けたところで、ローンを組まなければならないこともありません。
ローンを組むことが出来るのか分かるので、事前審査だけは受けておくのがおすすめです。
欲しい土地が見つかったら、失敗せずに土地購入を出来るように、準備をしておきましょう。
