エアコンの引越しって調べれば調べるほど高いです。
私のエアコンの引越しってそれほど値段はしないと思っていたのですが、調べてみたら引っ越し料金よりはるかに高い(距離や条件によりますが)。
エアコンの引越し=エアコンの電気工事
なんです。
エアコン工事の最安値を求めるのであれば、
- 自分たちに必要な工事を理解する
- 引越し業者のエアコン工事の見積もり
- エアコン業者の見積もり
- 追加料金がどの程度かかるのかをしっかり確認
してから引越し業者を決めましょう。
具体的に、体験談を交えながら説明します。
エアコンの引越しの値段の比較は何故必要か
エアコンの引越しの値段は比較する必要があります。
それは、業者によって少しずつ値段が違うからです。
- マージンを取られている場合がある
- 基本工事にどの項目が含まれているのかが違う
- エアコンの引越し(2年以上使用しているエアコン)なら、配管と化粧カバーは付け替えが必要になるケースがある
といった理由から、個々人によって、また、業者によって値段が変わってくるからです。
エアコンの引越しをする際に、7件以上のエアコン業者を比較しましたが、それぞれ項目や値段が微妙に違いました。
必要な項目を自分で選ぶことが出来なければ、
「この業者は安い!」
と思っても、後々追加料金を取られかねません。
マージンを取られている場合がある
エアコンの業者を選んでいて感じたのは、マージンを取られているということです。
- 工務店
- 引越し業者
- 家電量販店
- 便利屋さん
など、に頼む際に、マージンをどこも取られます。
どこに頼んでも、マージンを取られるのであれば極論同じなのですが、ぼったくられないようにしましょう。
基本工事にどの項目が含まれているのかが違う
「このエアコン工事業者は安い!」と思っても、
基本工事に配管交換がついていないものだった
とか、
他の業者は外化粧カバー付きのパックに入っていて、配管も無制限の見積もりだった
なんてこともあります。
エアコンの基本工事には、配管や化粧カバーは基本的には入っていません。
- 自分たちに合ったエアコン工事は何なのか。
- 何の工事が必要なのか。
を見極める必要があります。
エアコンの引越し(2年以上使用しているエアコン)なら、配管と化粧カバーは付け替えが必要になるケースがある
エアコン工事に何が必要なのか、と言っても、私自身もはじめは全く分かりませんでした。
配管や化粧カバーはそのまま使ってもらえると思っていました。
配管は2年以上経っていれば折れる可能性がありますし、劣化している可能性もあります。
化粧カバーも今ついていても、引っ越し先でピッタリ合うのかは合わせてみないと分かりませんし、化粧カバーの取り外し費用がかかる場合もあります。
2年以上使用しているエアコンであれば、配管と化粧カバーは新しいものに付け替えるものだと思って、工事費用に前もって計上しておいた方が安全です。
あとから追加工事をしてもらうより、最初から外配管・化粧カバー付きのパックに入っておいた方がお得です。
エアコンの引越しで必要な工事項目一覧とおおよその値段
エアコンの引越しに必要な工事は、私たちの場合は以下の通りでした。
- 標準工事(取り付け)
- エアコンの取り外し
- エアコンの化粧カバー(外用)
- エアコンの配管(外用)
- 屋根置き用の架台
- 高所作業費
- 移送費用(1台辺りか、まとめてか確認が必要)
標準工事(取り付け)
エアコンを取り付ける際にかかってくる工事代金です。
基本的には、配管を新しく新調するといった内容は含まれていません。
コンセントが合わなかった場合の工事も含まれていません。
12000円~30000円くらいと値段の幅は広いです。
エアコンの取り外し
エアコンの引越しを行う際には、取り外し費用もかかります。
3000円~10000円以上と値段の幅は広いです。
エアコンの化粧カバー(外用)
新築住宅に引っ越すのであれば、化粧カバーはつけた方がいいでしょう。
配管の劣化を防ぐことが出来ますし、見た目がいいからです。
アパートで、数年で転勤するのであればつけないほうが次の引越しの時にお金が余分にかかる心配がありません。
エアコンの配管(外用)
エアコンを新調してから2年以上経っているのであれば、エアコンの外用の配管は好感した方がいいです。
取り付けた時から、徐々に劣化は始まり、配管自体も硬化していくからです。
また、取り外す際に折れてしまったり割れてしまったりする可能性も。
最初から、配管を新調するパックに入っていればいいですが、入っていなかった場合に、1m辺りいくらかかるのかといったように追加費用がかかります。
年数がたっているエアコンであれば、配管を新調することを考えましょう。
もしくは、エアコン自体を新調してしまった方が電気代などのコストを考えると安い可能性もあります。
屋根置き用の架台
エアコンの引越しで、ベランダがある家の場合はいいのですが、室外機の屋根置きをする場合があります。
その際には、屋根置き用の架台が必要になってきます。
12000円~15000円程で購入できます。
エアコン業者さんにそのまま頼むことも出来ますよ。
高所作業費
2階以上の作業になる場合には、高所作業費や足場を組む費用が必要です。
高所作業費は5000~9000円くらい。
足場は、高さや大きさによってまちまちです。
移送費用(1台辺りか、まとめてか確認が必要)
エアコンの引越しをする際には、移送費用がかかります。
引越し業者さんに頼む場合は、引っ越し費用に含まれます。
エアコンの移送費用も値段の幅が広く、比較した方がいいでしょう。
エアコン3台を10km圏内で移動した場合、6000~21000円と値段にかなりの幅がありました。
これは、1台辺りの値段なのか、1回あたりの値段なのかによって変わってきます。
エアコンの引越しの値段を実際に比較してみた
エアコンの引越しの値段を実際に、様々な業者さんに見積もりを出してもらい比較してみました。
見積もりを出してもらったのは以下の業者さんです。
- 工務店の提携の電気屋さん
- 引っ越し業者の提携の電気屋さん
- 街の便利屋さん「ベンリー」
- 家電量販店
- くらしのマーケット
私が見積もりを出してもらった条件は、以下の通りです。
- 外の配管新調(4m)
- 外化粧カバー新調(4m)
- 高所作業費
- エアコン3台の移送費
- 屋根置き架台1台
工務店の提携の電気屋さん
注文住宅を建てている途中だったため、工務店が提携している電気屋さんに見積もりを工務店から頼んでもらいました。
見積もりは化粧カバー込みで84000円。
そこに、12000円分の架台の代金がかかると言われました。
合計の値段は96000円。
引っ越し業者の提携の電気屋さん
引越し業者の提携の電気屋さんは、見積もりがどこも曖昧です。
追加料金がどの程度かかるのかは、当日になってみないとわからないといった感じの業者さんが多いです。
口コミを調べていても、どこの引越し業者さんも追加料金がかかるといった口コミが多く出てきます。
ただ、多くの場合、追加料金が発生しているのは
- 「配管が折れて(割れて)しまった」
- 「ガス漏れが見つかった」
- 「化粧カバーは別だと知らなかった」
- 「電話での打ち合わせと現場の状況が違った」
といった内容です。
引越し業者さんに、エアコンの引越しをお願いする際には、少なくとも、配管を新調するパックに入っておくのがいいでしょう。
配管が何メートル含まれているパックなのか確認しておく必要があります(追加になった場合1m辺りの値段を確認しておくことをおすすめします)。
街の便利屋さん「ベンリー」
街の便利屋さんで有名な、フランチャイズ店の「ベンリー」にも、エアコンの引越しの見積もりを依頼しました。
「ベンリー」は、エアコン業者さんに依頼する中間業者さんです。
そのため、エアコンの引越し前・後の現場を見ないと見積もりを出してもらうことが出来ません。
間に入っていただくため、他の業者さんと違い相場が分かりますが、頼むとなると高いです。
見積もりは無料でして下さるので、親切ですし、一度頼んでみるのもいいでしょう。(フランチャイズなので、店舗によって値段も違うと思うので)
家電量販店
家電量販店は、値段が決まっていて一覧表が店舗にあり値段を出してもらうことが出来ます。
ただ、細かい所については、追加が発生する可能性があると言われました。
家電量販店によって値段が1つ1つ違うので、値段を出してもらうのもいいでしょう。
実際に店舗に足を運ぶ必要があります。
くらしのマーケット
暮らしのマーケットは、自分の住んでいる地域や引っ越し先の住所で「エアコン取付」を扱っている業者さんを探すことが出来ます。
契約前に、自分の住所を教えずに見積もりを取ってもらうことが出来ます。
引越しの見積もりは以下のように行いました。
エアコン業者さんも同じようにやり取りができました。
引越しのトータルの値段を安くするには比較することが大切
エアコンの引越しも大切ですが、引っ越し自体を安心して安く行うには、比較することが大切です。
- 自分たちに合った引っ越し業者を比較して探す
- 工事と引っ越しを抱き合わせて依頼することで値下げしてもらう
営業さんの営業トークや、他者の悪口、ヤクザみたいな強い口調に言い負かされることなく、自分たちが納得した業者さんを選べるように、即決はしない方がいいでしょう。
相見積もりを取ることが大切です。
自分たちに合った引っ越し業者を比較して探す
安くても、ぶっきらぼうな業者さんもいます。
営業さんの印象が良くても、口コミが良くても外れてしまうこともあります。
ただ、細かな説明は省いて説明して押し切ってくることもあるため、即決はせずにじっくりと調べて決めて行くことが大切です。
中には、「不満だったら決めてもらわなくても結構ですから」「いくらなら決めてくれるんですか?」と即決を迫ってくる業者さんも多くいらっしゃいました。
かなり怖かったです。
また、中小引っ越し業者の悪口を言いまくって帰っていく大手引っ越し会社も多くいました。
工事と引っ越しを抱き合わせて依頼することで値下げしてもらう
エアコンの引越しは大きな出費です。
追加料金がどの程度かかりそうなのか、自分たちで分かる部分は、引っ越し業者さんが提携している電気屋さんに聞いてもらいましょう。
- 契約しないと聞けない
- 契約しないと電気屋さんの見積もりはしてもらえない
なんて言われたりしますが、それなら契約しなければいいですし、そんなことないですから。
引越し業者もマージンをもらっていたり、大手であれば下請け会社に頼んでいたりします。
抱き合わせることで、引っ越し業者の旨味が出るので、引っ越し料金だけでみたら10分の1まで下げて交渉してきた大手引っ越し業者さんもいました。
「引越し業者の闇って怖い!(´゚д゚`)」
まとめ:エアコンの引越しを含む引っ越しはお金がかかる!しっかり比較しよう
エアコンの引越しを含む引っ越しはお金がかかります。
エアコンの引越しをする際には、
- 自分たちに必要なエアコン工事を理解して頼む
- 引越し業者、エアコン業者の相見積もりを取る
- 引越し業者に即決を迫られても言いくるめられない
ことが大切です。
良き引越しができますように。