土地購入時には、出来ることであれば、安く欲しい土地を手に入れたいとお考えでしょうか。
土地は、値下げされること前提で売りに出されていることが多いです。
それならば、土地購入時には、出来るだけ値下げしてもらって購入したいもの。
実際に、値下げ・値引きに成功するまでに、行ったことを紹介します。
これから、土地を購入するのであれば、知識をつけて、損をしないように挑みましょう。
土地購入で失敗しないための値下げ・値引き交渉のコツ
土地購入前に、土地の契約や相場、どんな土地がいいとされているのか、知識をつけましょう。
値下げをする際に、
- 値段が妥当なのか
- その土地のメリット・デメリット
- 土地購入後、家を建てる時にかかる費用が上がる土地なのか
など、知識があることで、上手く交渉を進めることが出来る可能性が高まるからです。
土地購入前・検討前に、知識をつけてから、土地を購入しましょう。
土地の値下げをするには、土地の相場を知る
欲しい土地が見つかったら、その近辺の土地の相場を調べましょう。
どのような条件で、どのような土地が売りに出されているのかリサーチします。
欲しい土地の値段が購入するにあたって、
- 土地の値段が妥当かどうか
- 値下げできる可能性がありそうかどうか
を、検討します。
他の土地と比べてみて、広さも条件(南向き・更地・傾斜が少ない)もいいのに、相場程度であれば、「買い」でしょう。
土地を探している、他の人も、同じように思ってその土地の交渉を進めている可能性があります。
いち早く、不動産屋さんに行くか、建築業者さんに相談をしてみましょう。
土地購入で値下げするタイミング
土地購入で値下げをするには、タイミングも大切です。
何年も売れ残っている土地は、それなりの「売れない理由」があります(例:売り主さんが値段を下げない、日当たりが悪すぎる)。
逆に、売りに出されたばかりの土地だと、売り主さんは、『早く売ってしまいたい』という思いよりも、『できれば高く売りたい』という思いが強い可能性があります。
売り主さんが、どういう状況で、その土地を売ろうとしているのかは大切です。
私たちが買った土地は、10月に売りに出されたばかりで、11月に見つけました。
売り主さんの、お父さんが1人で住んでいた家・土地を売りに出そうとしたところでした。
売り主さんは、売りに出したばかりだったため、家や庭の解体費用の知識は少なく、相場も曖昧という状況でした。
近所の売りに出されている他の土地と比べてみても、
- 南向き
- 傾斜が少ない
- 広すぎず、狭すぎない
と、条件がいい土地でした。
解体更地渡し780万円、中古戸建て680万円で売りに出されていました。
他の土地は、更地渡しだけ・中古戸建てだけ、のみで売りに出されている中、両方の条件で売りに出されていたため、『売りたい』という意欲が感じられました。
土地購入には、タイミングが大切です。
土地購入時には、建築業者に頼って値引き交渉を成功させる
欲しい土地が見つかったら、1度、建築業者(工務店・ハウスメーカー)に相談をしましょう。
その土地の条件が本当にいいものかを知る必要があるからです。
いざ土地を購入してみて、
- 電気が通ってなかった
- ガス管がなかった
- 上下水道が通ってなくて浄化槽を入れる必要があった
- 上物ありの条件で、解体費用がかかりそう
- 周りが田んぼだらけで地盤が緩くて地盤補強工事にお金がかかった
なんてことになったら、土地を値引きして安く手に入れたとしても、家を建てる際にお金がかかってきます。
上に挙げた項目の中でも、特に浄化槽を入れる工事と、地盤補強工事、解体費用は高額になることがあります。
そのため、欲しい土地が見つかったら、購入する前に、値引き交渉をする前に、値段が妥当なのかどうか、家を建てるプロに相談をしましょう。
場合によっては、建築業者(工務店・ハウスメーカー)さんと、不動産屋さんが顔見知りということもあり、価格交渉をやってくれる場合もあるため、不動産屋さんに行く前(自分たちの名前や住所を知られる前)に、相談しておくのがいいです。
土地購入時には、不動産屋さんに頼って値引き交渉を成功させる
欲しい土地が見つかって、購入する段階まで来たら、不動産屋さんに足を運びましょう。
欲しい土地が1つに絞れているのであれば、購入したい土地を、売り主さんと直接やりとりをしている不動産屋さんに行くのがおすすめです。
売り主さんと、顔を合わせている、話したことがあるという可能性が高いため、売り主さんの人柄や、値引きしてくれそうかどうかの当たりをつけることができるからです。
私たちが欲しい土地は、780万で売りに出されていました。
十万単位の部分は、足を切ってくれる可能性があると、工務店の方からアドバイスをいただいていたので、700万で、交渉をお願いできないか尋ねてみたところ、承諾してもらうことが出来ました。
不動産屋さんも、「その程度なら、売り主さんがOKと言えば可能性がある」と話していました。
実際には、700万はNGだったため、後日750万で再度交渉を頼み、750万で売り主さんからOKが出たため、30万の値引きに成功しました。
土地購入の意思を見せて、交渉に入った時点で、交渉権を得ることが出来るので、後から、元値で購入したいという人が出てきたとしても、交渉権が他の方に渡ってしまうことはないと教えてもらいました。
交渉は、早い者勝ちであり、オークション形式ではないです。
現金で土地購入を出来るのであれば、意思をみせる
土地購入時に、私たちは、現金で購入する意思を不動産屋さんに伝えました。
金利が低い、今の時代でも、組まなくていいローンを組みたくなかったからです。
現金(キャッシュ)で、土地購入をすることが出来るということを伝えると、不動産屋さんの対応が変わりました。
ローンを組んで土地を購入する場合、ローンに通るのかどうか、ローンの手続き完了までの時間を考えます。
逆に、現金(キャッシュ)で購入できる場合には、すぐに契約・支払いを終えることが出来るため、「いいお客」ということです。
現金で土地購入をすることが出来るのであれば、その意思を伝えましょう。
土地購入の値下げに成功しても油断してはいけない訳(失敗談から学ぶ)
土地購入時に値下げに成功したとしても、契約書を交わすまでは安心してはいけません。
契約書を交わすまでは、「口約束」だからです。
私たち夫婦は、この「口約束」を信じて、せっかく値引き交渉に成功したのに、この後値上げされるという運命をたどりました。
契約書を交わすまでが大切と頭に入れておくことが、土地購入の値引きを成功させるコツです。
土地購入は、一生に一度(?)の大きな買い物です。
失敗しないように、納得した金額で、いい土地と巡り合えますように。