地鎮祭・上棟式

上棟式(略式)の当日の流れと、自分たちの動き方/疲れすぎないように過ごす方法

上棟式の日に登らせてもらった足場

無事に上棟式を終えることが出来ました。

ローンの書類を出したり、打ち合わせをしたり、準備をしたりと、忙しい日々を送って、そわそわ感も強かったのですが、やっとひと段落ついたような気持ちです。

 

ローンのハンコを押したりする時には、夫は手が震えていました。

いよいよ、家が形になっていくのを見られると思うと、見に行くのがこれから楽しみです。

上棟式の当日の流れについて、まとめておきます。

これから、上棟式をされる方、略式上棟式をされる方の参考になればと思います。

 

略式上棟式の当日の流れ(予定)

略式上棟式のおおまかな当日の流れです。

工務店さんから、前もって、おおまかな流れを紙面で教えてもらっていました。

7:45  現地集合、施主挨拶、工務店挨拶

10:00  お茶休憩

12:00  お昼休憩

15:00  お茶休憩

17:00  片づけ、施主挨拶、工務店挨拶、撤収

 

お茶休憩、お昼休憩には、お茶・お菓子、仕出し弁当を準備していました。

施主挨拶は、夫にお願いしていました。

 

施主挨拶で話したこと、注意したこと

(夫から聞く予定)

 

略式上棟式の当日の流れ(実際)

略式上棟式の当日の流れについてですが、少しずれこんだり、作業や天気によって変更されたりしました。

上棟式当日は、風もなく、午前中は天気のいい日でした。

夕方から、天気が崩れる予報がありましたが、作業中は天気が崩れるという予報ではなく、実際に天気もギリギリ持ちました。

 

7:45  現地集合

8:10  施主挨拶、工務店挨拶、

8:20  四方固めの儀、作業開始

10:15  お茶休憩

10:40  作業再開

12:10  工務店の方たちが、お茶を準備し始める

12:20  お昼休憩

13:10  作業再開

15:00  お茶休憩

15:20  作業再開(雲行きがやや怪しかった)

16:00  片づけながら、作業が終わりに近づきだす(雨が少しパラつく)

16:30  片づけ終了、施主挨拶、工務店挨拶、引き出物を渡す、撤収

 

現地集合した時の様子

7:45に現地に着いた時には、大工さんたちが、あらかじめ加工してくださっていた木材を広げて準備を進めていてくださいました。

おそらく、7:30には集まっていてくださったのかもしれません。

 

施主挨拶までの流れ

加工していた木材や、大工さんたちの準備が整うと、工務店の方が、日本酒を小さなコップに注いで、お盆に乗せて準備をしてくださいました。

大工さんたちに声をかけて、「お施主さんにとっては大切な日になります」と話を始めてくださいました。

施主挨拶を夫に促して、夫から挨拶をしてもらいました。私もどうですかと声をかけられましたが、緊張してしまうので、「大丈夫です」とお断りして、「よろしくお願いします」の一言で許してもらいました(;’∀’)w

乾杯を終え、飲めない人は敷地に、日本酒を流しました。

 

四方固めの儀

挨拶が済むと、すぐに、工務店の方から、四方固めの儀のために声をかけてもらいました。

工務店の方が、日本酒を準備してくださっており、どこからどう回っていくのかも教えてもらいながら、行いました。

日本酒を、家の隅の四か所に、まいていきました。

これが終わると、すぐに大工さんたちは作業に入りました。

余った日本酒は、敷地内にまきました。

私は、夫について回ったのですが、最後1か所だけ、「私もやりたい」と夫に声をかけて、やらせてもらいました。

 

作業開始、柱を立てる

四方固めの儀が終わり、大工さんたちの作業が始まります。

四方固めの儀で最初に、お酒をまいた場所の柱を、大工さんの棟梁に支えられながら、一緒に立てるという作業をやらせてもらいました。

工務店の方は、写真を撮ってくださり、棟梁と夫が柱を入れ込むところで、私もその柱を立てるふりをするかのように、両手でつかませてもらいました(笑)

いわゆる、立てているフリみたいな(;’∀’)ww

とてもドキドキしました。

柱になる木には凸部分が、土台部分には凹部分があり、くるくると回すようにすると、組み合わさって、柱が立ちました。

10時のお茶休憩

10時のお茶休憩は、作業に切りが着いたところから、静かに大工さんたちが地上に降りてきました。

10:15くらいから、休憩開始になった感じでした。

お茶・お菓子は何があるのか、「ありがとうございます」と私たちに声をかけてくださいながら、好きなものを手に取って、大工さん同士で話をしたりして過ごしていました。

干し柿を持って行っていたので、私に声をかけてくださって、会話に混ぜてもらうことが出来ました。

 

お昼休憩

お昼休憩は12:00からと聞いていたのですが、キリが悪かったのか、少し遅れてお昼休憩に入りました。

お昼休憩が始まる前に、工務店の方たちが、大工さん用に、ポットと粉末のお茶の所で、お茶を準備したり、お弁当を仕分けたりしてくださいました。

(多分、私たちがやらないといけなかったこと(汗))

二階まで組みあがった、骨組みのおうちの中で、大工さんに交じって一緒にお昼ご飯を食べました。

ゴミ袋を準備したりしていたのですが、これまた、工務店の方がお弁当や、ゴミを集めてくださいました(ありがたい)。

 

 

15時のお茶休憩

15時からのお茶休憩は、予定通り、15時きっかりくらいから始まりました。

作業の進み次第で時間は前後しそうでした。

私たちの場合は、作業が順調で、2日間の予定だった作業を、ほとんど終えれそうだったようでした。

 

雲行きが怪しかったためか、20分程度もせずに、ささっと休憩を終え、大工さんたちは作業に戻っていきました(風も出てきていました)。

 

終了までの流れ

15時の休憩後は、雨が降り出す前に、屋根の防水シートを貼る作業を急いで行っているようでした。

屋根が濡れてしまわないようにするのが大切だからです。

防水シートまで貼って、雨に濡れないように、ブルーシートで囲って、徐々に現場の片づけを行っていきました。

 

片づけ作業が終わると、工務店の方が、大工さんを集めてくださり、施主挨拶・工務店挨拶と進めてくださいました。施主挨拶の際に、引き出物をお渡ししました。

タイミングが分からず、工務店の方が、少し促してくださいました(笑)

棟梁から順番に、前に出てきてくださったので、私は夫に渡す役割をし、夫から渡してもらいました。

 

工務店の方の挨拶が終わったら、終了・解散となりました。

 

棟札、上棟幣などもあったのですが、私たちの場合は、「屋根裏がない家」の造りなので、工務店の方に預かっていただきました。

 

略式上棟式の当日の流れの実際の施主の動き

略式上棟式の実際の流れは、やや流動的ではありますが、大きくずれ込むことはなく流れていきます。

 

では、施主側はどこにいて、どう動くのがいいのでしょうか。

 

略式上棟式の当日の午前中は現場にいるのがおすすめ

略式上棟式の当日の午前中は、現場にいるのがおすすめです。

午前中は、柱が立ち、あっという間に2階部分まで組みあがったからです。

形がないところから、「家の形」になっていく様を見ていて、とても感動しました。

 

クレーンで直接つかむ木材

ロープで丁寧に扱われる木材

ホウ酸が施されているため色が白っぽい木材

横に張る木材はしなりに強い松が使われていて色が濃い

など、午前中でしか見ることが出来ない様子を見ることが出来ました。

 

大工さんたちは、あっという間に組み立てていってしまうので、木材や家の構造に詳しい、工務店の方に質問しながら、過ごすと面白いです。

午前中は、現場にいられるように、10時の休憩・お昼休憩の準備はあさイチにまとめて済ませてきましょう。

 

お昼休憩後に一度休憩のとれる場所に移動するといい

お昼休憩をはさみ、15時までは時間にゆとりがありました。

朝早かったこと、立ちっぱなしだったこと、寒かったこともあり、疲れが出てきました。

そのまま、その場に入れる方はいいですが、お昼休憩後に、お茶などの準備をし直したり、少し現場を離れて休憩をとったりするのであれば、お昼休憩後がおすすめです。

 

当日の流れで、分からないこと、タイミングがつかめないことは、大工さんではなく、工務店の方に尋ねるのがおすすめ

大工さんたちは、作業をしています。

当日の流れで不安なことがある場合には、作業をしていない「現場監督」や、工務店の方に尋ねるのがおすすめです。

  • お弁当を出すタイミング
  • 入ってもいい場所
  • 屋根に上ってみたい
  • 二階からの景色を見てみたい
  • 引き出物をお渡しするタイミングはどうしたらいいのか
  • お茶・お菓子を出すタイミング、場所はどうしたらいいのか

など、不安なこと、分からないことは、工務店の方に尋ねましょう

 

大工さんたちに気持ちよく仕事をしてもらえるように、準備ができるように、分からないことは聞いてしまいましょう。

はじめてのことで、慣れていないのは、みんな同じです。

慣れていなくて聞かれるのも、工務店の方も慣れているでしょう。

後から、「しまった」と後悔するよりも、ササっと尋ねてしまって、動けた方が楽でした。

 

 

略式上棟式の当日の流れの中で、疲れすぎないように注意したこと

略式上棟式の一か月前に私は、一か月入院をしていたため、体調・体力が万全ではありませんでした。

疲れすぎないように注意をしていたのですが、バタバタと動くうちに、お昼くらいには疲れてきました。

夕方まで、体力が持ちそうになかったため、お昼休憩が終わったら、13:30から14:30まで、家に帰って寝ていました(;’∀’)

少しお昼寝をして回復しました。

休憩をしつつ過ごすために、事前準備をしておいて、当日買い物に走る必要がないようにしておきましょう

 

15時の休憩も休んでおいて、夕方の挨拶のみ顔を出すということでもよかったのですが、大工さんと話の出来るせっかくの機会。

工務店の方とはたくさんお話ししてきたので、大工さんと話をするように努めました

職人気質な大工さんたちは、口下手な方もいて、色々尋ねると教えてくれるのですが、一対一だと会話がストップしてしまうことも。

休憩の時間は、大工さん同士が話している輪に、飛び込んでみると、話を振ってくれたりして、話に入れてもらうこともできました。楽しかったです。

 

 

 

略式上棟式の当日の流れを振り返って

略式上棟式とはいっても、当日は準備することがたくさんありました。

当日の流れも、実際の流れも、予定通りのこともあれば、想定外のこともあれば、初めてのことで予測が出来ないこともたくさんありました。

 

近所の方が顔を出してくださったり、夫の両親が顔を出してくださったりと、自分はどこで誰と話をしているのがいいのか迷うこともありました。

有難いことに、夫の両親が現場に顔を出した近所の方にもお菓子を少し配って、話をしてくださっていました。

 

  • 家が出来上がっていく様子を見たい
  • 大工さんたちのお茶菓子・お弁当の準備をしたい
  • 休憩をとりつつ過ごしたい
  • 夫の両親のことも気になる
  • 工務店さんの方から、色々な話も聞きたい
  • 大工さんたちからも色々な話を聞きたい
  • 大工さんたちと仲良くなりたい

 

やること、やりたいことは山積みでした(笑)

人がたくさんいると気疲れしてしまう部分はあると思いますが、遠方でしたが、夫の両親に来てもらえて本当に助けられました。

 

 

私たちの、略式上棟式の当日は、バタバタと、あっという間に過ぎ去っていきました。

これから、上棟式を行う人たちは、事前準備をして、楽しみながら、一生に一回の大切な日を過ごせますように。

 

上棟式が終わっても、家が出来上がっていくまでは、あっという間であり、まだ長い道のりです。

 

これからがとても楽しみです。