先日、上棟式(棟上げ)の日が無事に終わりました。
上棟式や、餅撒き、上棟の日に宴会などといった、大々的なイベントとしては行わなかったものの、
- あさイチから挨拶
- 大工さんの休憩中のお菓子・お昼ご飯・飲み物の準備
- ご祝儀の準備
- 引き出物の準備
など、初めてのことで、工務店の方に色々と教えてもらったり、調べたりしながら準備をしました。
夫のお父さん、お母さんにも手伝ってもらったり、アドバイスをいただいたりしながら、なんとか終えることが出来ました。
略式上棟式でしたが、一日で一気に家の形に組みあがっていく様に、感動をして、わくわくドキドキした一日になりました。
上棟式の日のご祝儀や引き出物・お弁当・お菓子などの準備にかかったトータルの金額は、おおよそ、10~15万円ほどです。
上棟式の参加は、職人さん8名、工務店の方3名。
夫の両親と、私たち夫婦。
合計、15人の参加の略式上棟式でした。
略式上棟式のご祝儀の相場と、実際に渡した金額
私たちは、「上棟式」といった、神主さんを呼んで大々的に行う「上棟式」ではなく、略式上棟式を行いました。
工務店の方、大工さん達、自分たちで行うのが「略式上棟式」です。
- あさイチに、夫から挨拶、工務店の方からも挨拶
- 終了時にも、夫と工務店の方から挨拶
といった感じで進みました。
「奥さんからも…どうですか?」と工務店の方から、挨拶を勧められましたが、人前でうまく話すのが苦手なので、「大丈夫です(汗)」と、遠慮させてもらいました(;’∀’)
上棟式のご祝儀の相場は、
- 棟梁:2~3万円
- その他の職人さん:5千~1万円
と書かれている情報が多く、私たちは、
- 棟梁:1万円
- その他の職人さん・大工さん・工務店さん:5千円
を、封筒に入れて、引き出物の中に、そっと入れておきました。
相場も大事ですが、気持ちだったり、トータルの金額だったり、自分たちのお財布事情だったり、色々と考慮する部分もありますよね(;’∀’)
夫の両親が、ご祝儀と引き出物を準備してくださったので、相場なども悩みすぎることなく、決めてもらえてありがたかったです。
上棟式の引き出物で準備したもの
上棟式の引き出物で準備したものは、
- お餅(夫のおばあちゃんがついたもの)3つ
- 紅白饅頭1セット
- 箱菓子
- お酒750ml(日本酒にしました)
です。
棟梁・工務店の社長さんには、あられの箱菓子を追加で準備しました。
これも、夫の両親が提案・準備してくださったので、ありがたかったです。
どの程度のもののを、どう準備するのかって、本当に悩みますよね。
熨斗はかけずに、お渡ししました。
上棟式の日に準備した、お菓子・お茶と渡し方
上棟式の日に向けて、お菓子やお茶などの飲み物を準備しました。
12月だったのもあり、寒いことを考慮して、メルカリで保温の出来る3リットルのポットを購入しました。
夫のお母さんが、もう一つ3リットルの保温ポットを持ってきてくださったので、合計6リットル。それでも、汲みなおしに、一度家まで帰りました。
工務店の方も、ポットを1つと、ペットボトルの飲み物を複数持ってきてくださっていました(ありがたや)。
お菓子は、業務用スーパーで購入したもの、お義母さんが買って来てくれたものをメインに出しました。
上棟式の日の休憩用に準備したお菓子や食べ物
上棟式の日の休憩用に準備したお菓子や食べ物です。
- おせんべい詰め合わせ(えび・ゆず・青のり味)一袋
- アルフォート一袋
- ミニドーナツ詰め合わせ一袋
- 干し柿(自分で干したもの)20個
- いもきんつば(お義母さんが買ってきてくれたもの)20個
- みかん(購入した土地でとれたもの)20個
甘いもの、しょっぱいもので、一口で食べることができそうなお菓子を中心に準備をしました。
足りなくならないように、段ボール1つぶんくらい購入しましたが、上に書いたお菓子も余ったくらいでした。
以外だったのは、干し柿を喜んで食べてもらえたことです。
いもきんつばも、好評でした。
「干し柿って、買うと高いんだよ。作るのに手間がかかるで」と、大工さん達が話していました。この日は、ひらたねなし柿という、種のない渋柿から作った、干し柿を出したら喜んでもらえました♬
棟梁は「柿には、目がねぇんだ。普通の柿なら、柔らかいやつよりシャキッとした方が好きだなぁ」と、いいことを聞けました。
個包装の袋菓子よりも、「手の込んだものの方が喜んでもらえるのかなぁ」なんて思ったりして、ケーキでも焼いていけばよかったかなと思っていました。
他の工務店の工事途中の見学をさせてもらった時には、お施主さんが焼いたチーズケーキを、職人さんたちに配っているのを見かけたのを思い出しました。
50代~70代の方が多かったので、もしかしたら、洋菓子より、和菓子の方が馴染みがあるのかもしれません(‘ω’*)
お義母さんが、家を建てた時には、お菓子を出しすぎて、持ち帰ってくれる職人さんがいたと話を聞かせてくれました。
「足りなくならないように」という出す側の気持ちと、「残しちゃいけない」「余らせないようにしなきゃいけない」という職人さん側の気持ちで、大変だったみたいです。
お菓子の出し方も工夫しないといけないなぁと思いました。
上棟式の日に準備した飲み物
上棟式の日に準備した飲み物
12月という時期で、寒かったので、あたたかい飲み物を準備しました。
3リットルのポットを2つ準備して、午前中の休憩には、個包装の粉の飲み物を、3種類出しました。
- 緑茶
- 紅茶ラテ
- カフェラテ
です。
紙コップには、粉の量が多くて、職人さん同士で
- 「俺こんなにいらないから、半分あげるわ」
- 「甘いの以外ってないのかな…」
と話しているのが聞こえて、
- 紙コップの大きさと粉の量の考慮
- 甘いもの以外の飲み物を準備
をしておけばよかったと思いました。
午後の15時の休憩の時には、インスタントコーヒーを置いておいたら、飲んでもらえていたのでよかったです。
飲みなれていない、紅茶ラテ・カフェラテは、あまり人気がなく、コーヒーを飲まれる方が多かったです(;’∀’)
疲れた時には、甘いものかなと思って、良かれと思って準備していたのですが、飲みなれているコーヒーの方がよかったのかもしれません(‘ω’)
粉ものは溶けにくいので、マドラーを準備しておいて正解でした。
溶け残ってしまうので、マドラーはよく使ってもらうことが出来ました。
あとウェットティッシュを、ポットの横に置いておいたら、使ってもらえました。
大工さん達は、冷たい水で手を洗っていたので、よく使ってもらえて、よかったです♬
上棟式の日に準備した、お弁当の量や値段
上棟式では、「仕出し弁当」を準備しました。
ほっともっとなどの、お弁当屋さんの「松」を準備したという方も、調べていたらいたのですが、一生に一度のイベントなので、出来ることはやっておこうという事で、夫と意見が一致。
思い当たる、仕出し屋さんに電話をして、
「1500円から2000円くらいで、上棟式用のお弁当をお願いしたいんですけど」
と頼んだ所、
「2000円のお弁当がありますよ」
と提案してもらい、2000円の仕出し弁当を15人分準備しました。
自分たち、お義父母さんの分も含めて15人分です。
宅配の時間指定も出来て、11:50きっかりに、現地まで配達して頂けました。
お弁当の量は多く、ご飯とおかずは別々になっているスタイルの、仕出し弁当でした。
若い大工さん達は、全部食べ切ることが出来ていましたが、棟梁やベテランさん、小食な方は、食べ切れないくらいのおかずの量でした。
私は、食べ切りましたが、お義母さんは、お義父さんに食べてもらっていました(‘ω’)
夫も私も、お弁当を開いた時には、「た…たくさんあるね」「食べ切れるかな…」と焦りましたが、なんとか食べ切ることが出来ました。
上棟式の日に準備しておけばよかったと後悔したもの
上棟の日に、準備しておけばよかったと後悔したものは、お菓子や飲み物を置くための小さなテーブルやクーラーボックスです。
ポットや、お盆などは準備していたのですが、肝心の準備した、お菓子や飲み物を置く場所が、上棟式の日にはありません。
建物を建てている日だからです(笑)
建物が組みあがって、内装をやっている段階なら別ですが、建物を組み立てている日なので、置く場所が外しかないのです。
工務店の、「お客様用ヘルメット」が入ったボックスの上に置かせていただきましたが、それがなかったら、どこにおいていたの?と思うと…
お菓子や飲み物を置くための、小さなテーブルか、もしくはレジャーシートを準備しておくといですよ(;’∀’)ww
上棟式の日に工務店さんが準備してくれていたもの等
上棟式の日には、工務店さんが準備してくださったものがありました。
あさイチの挨拶の際には、日本酒と小さなコップを準備してくださって、挨拶の際に大工さんに振舞ってくださいました。
また、休憩の際の飲み物を、2リットルのペットボトルで、いくつか準備してくださっていました。
- 爽健美茶
- コーラ
- スポーツドリンク
辺りだったと思います。
家を建て始める前に、家の四方に撒くための、日本酒も準備してくださっていて、ありがたかったです(そこまで考え付かなかったです…)。
やり方も、回り方も、教えてもらいながら、四方に日本酒を撒いていきました。
また、私たちには、地鎮祭の時に神主さんから預かっていた、「上棟札」「上棟幣」などを持ってくるように声をかけてくだいました。
屋根裏のない造りの家なので、当日は使わなかったのですが…、夕方に工務店の方が一度預かってくださいました(‘ω’;)w
これから、略式の上棟式を行う方は、どこまで何を自分たちで準備したらいいのか確認をした方がいいでしょう。
上棟式の日に準備したもの(その他)
上棟式の日に準備したもので、今まで書いてきたもの以外のものを紹介します。
上棟式の日に準備したもの①缶コーヒー2ケース
夫の実家は少し離れた場所にあるため、お義母さん達から、
「建てている時に、顔を出すことが出来ないから、棟梁に缶コーヒーとか飲み物を渡しておいて欲しい」
と頼まれて、缶コーヒーとカフェラテを2ケース分購入しておきました。
普段の工事中に頻繁に、お茶や休憩時に顔を出せればいいのですが、渡せない時には、先に渡しておくって言うっていう手立てもあるんだなぁと勉強になりました。
お義母さん達が、家を建てた時には、おじいちゃん・おばあちゃんたちが、家にいたため、お菓子・お茶を準備していたと聞きました。
上棟式が終わって、解散してから、夫がこそっと、棟梁に渡してくれました。
上棟式の日の朝に渡すために準備したもの(ホッカイロ)
上棟式の前日に、ハッと思い付き、使い捨てカイロ(貼るカイロ・貼らないカイロ)を準備しました。
12月のあさイチは、とても冷えました。
現地まで行く車の中で、貼らないカイロを私は11個(職人さんの数分)開けて、ポケットで温めておきました。
現地について、準備をしている職人さんたちに、こっそりこっそりと、貼らないカイロを手渡していきました。
ポケットから、あっためておいたカイロを渡すと、「あったかい」「こりゃありがたい」と受け取ってもらえて、こちらがありがたかったです(;’∀’)ww
「どうもっ」と、受け取ってくれたベテラン大工さんもいましたよ(笑)
上棟の作業が始まって1時間もすると、大工さん達の中には半そでになっている方もいて、
「カイロは邪魔だったかも…?」
と思っていましたが、休憩中に手を温めていたり、夕方になって冷えてきた頃に「まだ温かいよ」とカイロを見せてくれたりして、少しは役に立ったかなぁと感じました。
これから、どんどん冷える日が増えてくるので、またカイロを持って出向けたらなぁと思いました。
上棟式の小話など、昔は宴会をしたり、酔っぱらってお祭り騒ぎだったりした話
昔の上棟の日の話を聞かせてもらうことが出来ました。
昔は、上棟式の日は、餅をまいたり、近所の方を呼んだり、夜には宴会を開いたりしたそうです。
大工さん達も、職人さん達も、酔っぱらいながら、お祭り騒ぎで、上棟をしたという話を聞かせてもらいました。
酔っぱらいながら、作業をしていたので、午後になると、梁から落ちる人もいたとか…(笑)
上棟式って、今となっては、形だけであったり、やらないで済ませたりすることも多いよう。
でも、家が建つって、村やその人たちの人生にとっては大きなイベントであり、おめでたいことであり、これからの人生を暮らす場所に馴染むイベントでもあるんですよね。
大切な日のために、木材の継ぎ目を加工したり、準備をしたり、一生懸命お仕事をしてくれて、手際よく組み合わせて、組み立てて、一気に一日で仕上げていく。
誤差があれば、その場で調整をしながら、家の骨組みを組み立てあげていく。
防水シートや、きめ細やかな仕上げをして、長持ちするように家を造ってくれる。
とてもかっこいい仕事だなぁと感じました。
上棟式の日だからこそ、屋根の上に登らせてもらえたり、思い出話も少し聞かせてもらえたり、大工さん同士の話に加えてもらえたり、普段できない体験を、一生思い出に残る日を過ごさせてもらえました。
上棟式の日は、ご祝儀・引き出物・お弁当など、大きな出費が重なりますが、小さな心遣いの方が受け取ってもらえるような気がした一日でした。
職人さんたちは、お仕事としてやってくれていますが、大きな感謝と自分たちの人生の節目として、色々な準備をしていくのがいいんだなと、上棟式を終えて感じた一日でした。